あー…資料これで大丈夫かなぁ、もっとあーしてこーして…
何を思い悩んでおるのじゃ、
ずーっとその”ぱそこん”前に噛り付きおって
来週月曜に絶対コケれないプレゼンがあるんだよ。どう言えば今考えてるプランがちゃんと伝わるか、不安でしょうがないよ…
ふむ、では内容を詰めるのもよいが、しっかりとプレゼンのリハーサルをして臨むことをおススメするぞぃ。
うぬは1971年に心理学者のアルバート・メラビアンくんが提唱した「メラビアンの法則」を知っておるかの?
えーなにそれ?
コミュニケーションにおける視覚・聴覚・言語の影響の割合を明らかにした心理学上の法則のことじゃ。55-38-7ルールとも呼ばれておる。
コミュニケーションにおいて、人は視覚情報から55%、聴覚情報から38%の影響を受けており、言語情報からはわずか7%の影響しか受けておらん、という研究じゃ
話の内容低っ!視覚・聴覚情報って具体的には?
視覚情報は
身だしなみ、表情、視線、動作、ジェスチャー
などが当たる。
聴覚情報には
声の大きさ、話し方、声質
が該当するのぅ。
そこはあまり重要視してなかったな…
話の内容が良ければ、ちゃんと伝わると思っていたよ。
よし、高級なスーツを買ってこよう!
うむ、待つのじゃ。
模範解答的な勘違いをしておるぞ
…っ!?
この話を聞いて、「話の内容はさして重要でない」「人は第一印象で決まる」「人は見た目が9割」と誤認する人間が多くいるのじゃが
それは誤りじゃ
ギクっっ!
もともとメラビアンくんの実験で検証されたのは「言語情報と視覚情報や聴覚情報に矛盾がある場合に、どちらから強く影響を受けるか」ということであって、言語情報が無意味という意味ではない。
話の内容を「強化」する意味で、見た目や喋り方の視覚・聴覚情報が大きなウェイトを占める、というように理解するのじゃな。
あ…だからリハーサルを入念に、というアドバイスになるんだね
そうじゃ。これらの「非言語的コミュニケーション」は相手に好印象を与えるだけでなく、話自体の信ぴょう性を強化する意味でも、力を入れるべきなのじゃな。
わかったよ。ある程度資料が出来上がったら、どう話すか、どう伝えるか、を意識して、何度かリハーサルしてみるよ。
うむ、それがいいじゃろう。
注意すべき点としては、無表情より表現や表情を豊かに話す、や
カンペを棒読みするのではなく、声に抑揚や高低の変化をつけてみることじゃな。
原稿を黙読するのではなく、実際に声に出してしゃべり慣れておくこともプラスになるはずじゃ。
よーしっ!じゃ資料もある程度出来上がったし、ボイストレーニングがてら
カラオケに行ってきます!
う、む…喉を潰さぬよう程々にな
(ビミョーに伝わっておらん気がするが…わしの伝え方も間違っておるのかのぅ…)
・コミュニケーションは言語的/非言語的な要素に分類できて、話の内容は言語的コミュニケーション、見た目や立ち振る舞い、声質や声量は非言語的コミュニケーションと呼ばれているよ!
・会話全体に占めるウェイトとして、視覚的/聴覚的情報である非言語的コミュニケーションが93%!話の内容である言語的コミュニケーションはわずか7%なんだって!
・でもこれは「見た目や喋り方さえよければ、話の内容がテキトーでいい」という意味ではないことに注意!
・見た目や話し方をより良くすれば、それだけ話の内容に信ぴょう性や説得力が増す!
・話をする準備として、内容の精緻化と併せて、態度や抑揚の練習、リハーサルをすると効果が高いよ!
今日はアウトプットを頑張る人に向けたお話でした。
このサイトが役に立ったよ、って方。役に立たねーよ!って方。
同じ考えの方。また、こんな考え方もあるのでは?って方。
コメントに残していただけると、次回以降の励みになります♪
コメントを残す