おつかれ。
このまえは、「こそばゆい」「くすぐったい」がなぜ起こるのかって話をしたよな?
俺も知らない日本語があって驚いたぜ。この歳になるとなかなかモノを知らない、って言いづらくてな。え?俺の年齢?ピチピチのハタチだぜ…
オイオイ、いきなり紳士に年齢を聞くのはエレガントじゃ無いぜ。思わずサバを読んじまったじゃあねえか。
きくのすけ
ったく、失礼しちゃうぜ。そういえば…
「サバを読む」って何で「サバ」なのか、知っているかい?
きくのすけ
ぼーっと生きてちゃあ、イケナイぜ。
数を誤魔化すことを「サバを読む」っていう理由は、
サバが腐りやすいから
なんだぜ。
サバは昔から水揚げ量も多く、味の良い魚として、江戸時代には各地の大名が徳川家にこぞって献上したことも知られており、庶民にも上流階級にも大変人気の高い魚だったことがわかっています。しかし、サバは餌を多く食べるため、体内の消化酵素が多く、死ぬとその消化酵素がサバ自身をどんどん消化してしまい、結果非常に腐りやすいという欠点がありました。そのため、漁師たちは水揚げしたサバが腐らないよう、急いで数えて出荷していましたが、慌てて数えるためどうしてもミスが多く生じてしまいました。これが「数えまちがい」という意味の「サバを読む」という言葉が生まれたきっかけでした。その後、大飢饉や大火などの自然災害が多発すると、生活に直結する数の数えまちがいが死活問題になる場面も出てきて、次第に数を誤魔化す「サバを読む」が悪意を持つ言葉として定着してきたものと考えられています。(諸説あり。)
だから「サバを読む」ってどういうこと?と聞かれたら、
きくのすけ
んなことはいいから、さっさと食わないと腐っちゃうぜ。
が模範回答だな。
きくのすけ
この前、ギョーザPartyをした時の話だ。5人で全30個の餃子を分け合っていて、一人6個ずつのはずなのに、俺が4つ目を食べたところで皿にはギョーザが残っていなかった。
これは今思い返してみるとギョーザが腐りやすいってことだったのか?俺にはわからない。が、言えることはただ一つ。
オマエラとは二度と一緒にギョーザは囲まねぇ。ってことだ。
忘れねぇからな。そして今更、自白してきても、
絶対にゆるさねぇからな。その罪を死ぬまで抱えて生きていけ
あばよ。