Icebreakに最適な小咄

「こそばゆい」って何?

おつかれ。

最近は、日本つながりで日本のコトバ、そして「日本」の読み方なんかを話してきたよな?

日本って「ニホン」or「ニッポン」?

なんか調べていくうちに、なんか歴史的な意図や、愛国心なんかにかかる記述を見つけちゃって、柄にもなく長々と書いてしまったんだが、読んでくれた人からは、なかなか好評でな。

ちょっとこそばゆい感覚になっちまったぜ

きくのすけ

「KOSOBAYUI」と入力して、漢字に変換っと…

何だ?常用漢字が出ないな。ん?考えてみれば…

「こそばゆい」って一体、なんなんだ?

きくのすけ

俺としたことが、ぼーっと生きちまってたみたいだぜ。

こそばゆいと同じ意味の「くすぐっったい」ってのもあるな。

調べたところによると「こそばゆい」や「くすぐったい」っていう感覚は、

虫対策

らしいぜ。

「こそばゆい(肉ゆい)」「くすぐったい(擽ったい)」という感覚の正体は、人間が天敵である「虫」から身を守ろうとする防衛本能であると考えられています。虫は地球上で最も人間を殺戮している生き物であると言われており、その中でも最強の天敵が、感染症を媒介する蚊です。マラリアやジカ熱、デング熱など、蚊に殺される人間は年間83万人にも及ぶと言われています。「こそばゆい」「くすぐったい」という感覚は、蚊のような害虫が皮膚に止まった時に感じること不快感で、血を吸われる危機を察知しています。
また、くすぐったい時に身をよじるのも、脳が出すストレス反応により防御姿勢をとることで起こる無意識の行動であることがわかっています。耳や首筋、脇の下など身体の表面に近く、動脈が通って自律神経が集中している場所は「こそばゆい」と感じやすい部分、つまりは「身体の急所」であると言えるのです。なお、自分でくすぐった場合は脳が予測できているので、くすぐったく感じにくいことがわかっています。

だから何で「こそばゆい」の?って聞かれたら、

きくのすけ

こそばゆくなかったら、アンタ、もう死んでるぜ。

が模範回答だな。

きくのすけ

「こそばゆい」・「くすぐったい」ってのは防衛反応なんだな、身体的なものはともかく、「心」にそれを感じたら、要注意、だぜ。

(こそばゆい感覚とハラスメントについて)

昨今話題になる「ハラスメント」ですがハラスメントを受けると「痛い」、って思いこんでいませんか?それはもうバイオレンス(外傷)です。ハラスメントの入り口は「なんか心がこそばゆい」感覚から感じるものかもしれません。

「この程度のからかいやイジリ、なんか心がこそばゆいなぁ」

「別に叩かれてるわけじゃないから、なんか心がムズムズするけど、そんなおおごとにする程でも無い」

自分がやられて嫌なことを人にしちゃいけない、なんてみんな知っています。でも、

自分が大丈夫≠相手も大丈夫

では無いってことも、もはや常識ですよね。

くすぐったい反応は「防衛本能」、あなたの言動が相手の「心の急所」に触れていないか、一度考えるといいかもしれませんね。