Icebreakに最適な小咄

シャツのボタンが男女で逆なのはなぜ?





商談を始める前に、俺は必ず天気の話をする。

ありきたりだって?

それでいいのさ、天気の話を聞いて気分を害する人なんて、居ないだろ?

それでもし、相手の機嫌が悪くなったら、それは話題のせいじゃなくて…

アンタのことが嫌いなんだと思うぜ

きくのすけ

今日も暑いねぇ、ムシムシしてワイシャツのボタンでも外したい気分だ。

そういえば、ボタンで思い出したんだが…

シャツのボタンが男女で逆なのはなぜか知っているかい?

きくのすけ

ぼーっと生きてちゃあ、イケナイぜ

それはな、

昔、女性は他人に服を着させて貰っていたから

だと言われているんだぜ。

ボタンが男女で逆についているのは、男性の服は自分で着やすく、女性の服は他人に着せて貰う時に着せやすいように作られていたからと言われています。
ボタンは紀元前4000年頃のエジプトで権威を表す装飾品として発明されたと考えられています。17世紀に入ると金属製のボタンが作られ、ボタン付きの男性服が多く見られるようになりました。当時、ボタンの位置は決められていませんでしたが、右利きの人がボタンを”自分で”留めやすいように、自然と右手側につけられるようになりました。
一方女性はというと、上流階級の貴婦人のドレスは使用人に手伝って貰って着るものだったことから、右利きの使用人がボタンを留め外ししやすい左手側にボタンが着けられるようになりました。
この左手側ボタンは、そのままフランスでの女性のファッションの主流となっていき、1900年代にパリオリンピックで世界中に、一気に広まったとされています(諸説あり)。

だから「シャツのボタンが男女で逆なのはなぜ?」と聞かれたら

きくのすけ

オンナってのはみんな甘えん坊の仔猫ちゃん、ってことさ

が模範回答だな。

じゃあ、そろそろ汗も引いてきたし、商談に入るとするかな。

次回は、「そもそも何で右利きの人が多いのか?」について話してやるよ。

楽しみに待ってな。