みんな、お疲れ。
このあいだは、夏休みがある理由についての話をしたよな。
休みってのは「有意義に使う」か「無駄に過ごす」かの二択って話だった。どっちを選ぼうが自分次第だが、無駄にしたと思ったなら、それは「無駄」なんだぜ。
きくのすけ
俺も若い頃はロクでもねぇ休みの使い方をしたもんだぜ。
そういえば…
「ロクでなし」って言葉があるが、「ロクでなし」の「ロク」って何だか知ってるかい?
きくのすけ
ぼーっと生きてちゃ、ロクでもねぇ大人になっちゃうぜ。
「ロク」ってのはな、
満足
って意味なんだぜ。
「ろくでなし」の「ろく」の語源は「陸」で「満足・きっちりした」というの意味を持ちます。「陸」は平らな地形を指し、そこから転じて「物事や性格がまっすぐであること」や「まともであること」を表しました。この意味を否定した形で「陸でなし(ろくでなし)」が生まれ、性格が曲がっている人や役に立たない人を指すようになりました。江戸時代の戯作(げさく)や浮世草子(うきよぞうし)にも「ろくでなし」的なキャラはよく登場しました。ギャンブルに溺れる男、酒に溺れる男、女に溺れる男。溺れすぎて満足に生きられない、つまり「碌なもんじゃねえ」となったわけです。
ここからは余談なのですが、江戸時代中期以降、「碌」が当て字として使われ始めました。「碌」は本来「石がごろごろしている」という意味を持ち、「平ら」という意味の「陸」とは正反対のニュアンスがあります。
字面のカッコ良さ?を求めた「ロクでもない」ミーハー達により、流行語的に「碌」が使われるようになってしまったそうです。
つまり——
きくのすけ
世の中、「ロクでなし」が多すぎるってことだな。
ま、そんなことを考えながら、今日も「ろくでもない」人生を歩いていこうじゃないか。