Icebreakに最適な小咄

カップ麺の待ち時間が3分なのはなぜ?

おつかれ。

このあいだは、世のおやじたちがおやじギャグを言ってしまう理由について話したよな?

おやじがおやじギャグを言うのはなぜ?

脳が発達して、知識が蓄えられたと同時に、老化により理性のブレーキが弱まってるのが原因だったな。人は「ギャグを思いついても、理性でストップをかける」ってのはなかなか興味深かったぜ。

きくのすけ

我慢は体に良くないと言われるが、加齢とともにその我慢する能力が劣化するとはな。ところで、我慢といえば…

カップ麺を食べる時、お湯入れてから3分待つよな?食べるのを我慢してるよな?

アレってさ、何で「3分」なのかアンタ、知っているかい?

きくのすけ

ぼーっと待ってても、麺がのびちゃうぜ。

あの3分ってのは、実はな、

我慢により脳が味をより美味しく感じるための準備時間

なんだぜ。

お大半のカップ麺は待ち時間が3分に設定されていますよね?この待ち時間は、インスタントラーメンの父と呼ばれる、安藤百福が決めたとされています。安藤は昭和33年に袋入りインスタント麺を開発し一大ブームを巻き起こし、昭和46年にはカップ麺を発売し、世界的な大ヒットを生み出しました。
実は現代の技術で、麺の粉の配分などを変えれば、カップ麺は1〜2分で作ることも可能となっています。しかし、人には「禁止されたものにほど誘惑されやすい」と言う”カリギュラ効果”と言う心理現象があります。食事の準備として、カップにお湯を注ぎ、さぁ食べようとした時、目の前で3分待たされる、ダメと言われる、すると目の前のカップの中身が欲しくてたまらなくなる。カリギュラ効果による味覚の向上、中毒性によりカップ麺は今も昔も愛され続けているのです。
なお、なぜ「3」分なのか、については「人は空腹の時は3分以上待てない」と言う安藤の考えにより3分に決まったと言われています。(諸説あり。)

だから、何でカップ麺がお湯を入れてから3分待つのか?って聞かれたら、

きくのすけ

焦らしてんだよ。

というのが模範解答だな。

きくのすけ

ちなみにカップ麺にお湯を入れてまっている3分間に結構重たい電話がかかってきてしまうことを、Instant Overcooked Unexpected Phone Situation (IOUPS)「あいうっぷす」と言うらしいぜ。

英語の驚きの声と語呂合わせになっていて、カップ麺を作る際によくある状況を面白おかしく表現しています。意味としては「3分という待ち時間は、思わぬ出来事が起こるには十分な時間である」と言う意味で使われるかもしれません。